【夏イベント】酒蔵de冷ガーデン
今月のはじめ、「博多百年蔵」で開催される夏の定番イベント「酒蔵de冷ガーデン」に行ってきました。 2015年(平成27年) に初開催され、今年で 9回目 を迎える人気イベントです。2025年はなんと、過去最長となる17日間連続開催とのこと。

「冷ガーデン」は栃木県佐野市・第一酒造場㈱の登録商標ですが、日本酒普及のため使用許可を得ているそうです。
期間:2025年7/30(水)〜8/18(月) ※8/13〜15はお盆休業
時間:17:00〜21:00(チケット販売は20:30まで)
料金:チケット15枚+専用カップ
・当日券 1,800円(税込)
・前売券 1,500円(税込)[販売期間]6/21(土)〜7/29(火)
音楽ステージ:
・8/2(土)~3(日) Swing Street Jazz Orchestra
・8/9(土)~10(日) Phoenix Jazz Society
・8/16(土)~17(日) Sunnyside Gospel Club Fukuoka
【注意事項】
・飲食の持ち込み禁止🈲
・オールスタンディングスタイル
【アクセス】
・地下鉄空港線「祇園駅」徒歩約9〜12分
・地下鉄箱崎線「千代県庁口駅」徒歩約7分
私は博多駅からタクシーを利用(約1,000円)しました。
チケットは友達と2人で前売券を4,500円分(チケット45枚)購入。日本酒は一杯につきチケット2枚〜4枚なので、追加購入なしで十分堪能できました。ラインナップは日本酒11種類に加え、オリジナル日本酒カクテル(2種/チケット3枚)や、特製おつまみ(チケット3〜6枚)など。ソフトドリンクもありました。

この日は土曜日で、18時と19時からジャズステージが開催されました。会場内に立ち飲みスペースが設けられており、同じテーブルになった方々とおしゃべりしたり、音楽に合わせて踊ったり。賑やかな夏の夜を満喫しました。
石蔵酒造について
「博多百年蔵」を運営する石蔵酒造は、博多に唯一残る現役の造り酒屋です。現在の酒蔵「博多百年蔵」は明治3年(1870年)建造で、2011年に国の登録有形文化財に指定されています。

石蔵酒造の創業は江戸時代後期。
もとは黒田藩の御用商人として廻船問屋(海運業)を営み、のちに酒造業へと参入したそうです。やがて時代の移り変わりや地域の需要に合わせ、酒造が事業のメインとなりました。
しかし昭和50年頃を境に日本酒の需要は減少傾向に。取引先が減っていくなか、会社存続のために多角的な事業展開(酒造りに加え、直売所・飲食・宴会・イベントなど)へと舵を切り、現在のような形へと発展してきたそうです。
「博多百年蔵」は宴会やブライダルなど幅広いイベントに対応されていますので、興味のある方はぜひこちらのホームページをご覧ください。
【石蔵酒造】公式ホームページはこちら
酒蔵(製造直売所)情報
住所 福岡市博多区堅粕1-30-1
電話 092-651-1986
定休日 毎週火曜日、年始、お盆
営業時間 11:00〜17:00
酒蔵見学 不可
蔵開き 2月下旬頃
自宅でペアリング
留守番だった同居人のため、翌日の日曜日は自宅でペアリング会を開きました。

石蔵酒造は「博多っ子に愛される会社になる」という理念を掲げており、博多の食文化に寄り添った酒造りを続けています。酒米には糸島産「山田錦」や福岡オリジナル品種の「夢一献」を主に使用し、酵母も福岡県限定株を採用するなど、地元産の原材料にこだわっています。
ラインナップは旨みの強い純米酒から、スッキリとキレのある本醸造や吟醸酒まで幅広く、いずれも「出汁が効いて甘みがある」という博多の味にぴったり。料理と合わせることでより一層の調和が感じられるお酒ばかりです。
①「あわゆら」×柚子胡椒
まずは「あわゆら」で乾杯。福岡県が開発した、甘酸っぱさが特徴の”ふくおか夢酵母”を使用したスパークリング清酒で、まるでお米のシャンパンのよう。アルコール度数は7度と低めで、キンキンに冷やしてごくごく飲むのが最高です。夏の冷蔵庫に常備しておきたい一本。
合わせるおつまみは、しっかり水切りしてチーズのような食感に仕上げた絹ごし豆腐に、柚子胡椒を添えた一品。「名水のたましずく」とオリーブオイルを少しだけたらして、香りとコクをプラスしました。
「あわゆら」にはチーズ・豆腐・果物・発酵系といった“軽やか+香りのあるおつまみ”がよく合います。イベントで食べた「奈良漬チーズ」の相性が忘れられず、冷蔵庫にあった柴漬けとクリームチーズで急遽もう一品。刻んで混ぜただけですが、めちゃくちゃ美味しい!色合いも華やかで、食卓が一気に明るくなりました。

②「吟醸 如水」×イカ刺し
次は、福岡藩祖・黒田如水(官兵衛)にちなんで名付けられたロングセラー商品「如水」を、冷たく冷やしていただきます。
ラベルにも「博多の新鮮な海の幸の美味しさを一層引き立てます」と記されている通り、これはもうお刺身一択。「イワシ」の記事でもご紹介した「ららぽーと福岡」の「とと市場」へ直行しました。
吟醸酒の香りや軽やかな味わいを邪魔しないよう、白身魚か貝を探していたのですが、目を引いたのは旬のイカ刺し。

醤油とわさびではなく、塩とカボスを絞っていただくと、吟醸香がより際立ちます。
スッキリしたキレのある「如水」が、噛むたびに広がるイカの淡い甘みと溶け合い、余韻までしみじみ美味しい…。まさに「海の幸と合わせて美味しい」ことを前提に設計されたような酒質です。アジの塩焼きや鯛の昆布締めとも合わせてみたい…。
③「純米吟醸 百年蔵F44」×焼き鳥
福岡の限定酵母”44株”を使用して醸したことから、“F44(F=Fukuoka)”と名付けられた純米吟醸酒。
“44株”は華やかな酸味とキレが特徴的な酵母。それを使用した「F44」は、果実のようなフレッシュな吟醸香と純米吟醸らしい米の旨みも感じられるバランスタイプの日本酒です。
単独でも十分楽しめますが、今回はガツンと焼き鳥を合わせてみました。購入したのは「鶏レバー」の記事でもご紹介した「焼とりの八兵衛」ららぽーと福岡店の焼き鳥です。
「F44」の果実香をより引き立てたくて、生キャベツではなく薬味たっぷりのサラダを用意。市販の大根サラダに、茗荷・青紫蘇・ごまを加え、ドレッシングの代わりにくばらの「キャベツのうまたれ」をかけました。

予想通り、「F44」の果実香と薬味の爽やかさは抜群の香りバランス。焼き鳥にカボスを絞ると、さらに香りが華やぎます。透明感のある酸が焼き鳥の脂をスッと流してくれ、「香り+清涼感」を感じる夏にぴったりな酒肴セットとなりました。
【福岡県・福岡市】ふるさと納税
石蔵酒造の日本酒は公式オンラインショップからも購入可能なほか、福岡市のふるさと納税返礼品にも選ばれています。
おすすめは、「純米吟醸 百年蔵F44」と「しぼりたて純米酒」のセット。「しぼりたて純米酒」はイベントで提供されていたオリジナルカクテルのベースに使用されていました。レモンシロップを加えて炭酸で割った「純米スカッシュ」がとても美味しかったです。

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また、日本酒をあまり飲まない方や度数低めがお好みの方には、「あわゆら」「日本酒仕込みの梅酒」「スパークリングリキュールあまおう」がセットになったこちらがおすすめです。フルーティで飲みやすく、贈り物にも喜ばれる一品です。
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