少し前のことになりますが、3月の終わりごろ、福岡市早良区野芥にある「ビストロシュン」へ行ってきました。母とランチに訪れることが多いので、私としてはめずらしく、ここに来る時はノンアルコールです。
ビストロシュン
「ビストロシュン」は特別な日にも普段のごはんにもぴったりの、温かみのあるビストロです。

本格的な料理から家庭的なメニューまで、お箸で気軽にいただけます。フレンチとイタリアンが中心ですが、地元の野菜がたっぷり使われていて、70代半ばの母でもぺろりと完食できます。
定番の「天然鮮魚のお魚ランチ」や「和牛ビーフシチューランチ」も美味しいのですが、私は「週替わりのビストロランチ」を選びがちです。ランチメニューは店内の黒板に書かれており、母は「ビストロポークジンジャー」、姉は「和牛サイコロステーキ」、私は限定6食の「ビストロシェフのオムライス」をチョイス。それぞれランチセットも追加しました。


まず運ばれてきたのは、ランチセットのサラダ。キッシュやポテトサラダが添えられた、ボリュームたっぷりのひと皿で、パンとワインがあればこれだけで立派なご馳走になります(自家製パンもとてもおいしいです)。私のオムライスにはとうもろこしのスープが付いていて、これがまた甘くて濃厚! なめらかで粒感はないのに、「飲む」じゃなくて「食べる」感じのスープです。

サラダを食べ終えたころ、メインが登場。グリルやスチームされた野菜がたっぷり添えられています。お肉やお魚はもちろん、野菜も本当に美味しい。「ビストロシュン」さんは野菜がとにかく絶品です。私の仕事の半分は調理に関わるのですが、たくさんの種類の野菜を、それぞれベストな状態で出せるお店は本当に貴重だと感じます。


オムライスは、ふわとろ系ではなく、しっかり玉子で包まれた昔ながらのスタイル。バターの風味がしっかり効いたふわふわの厚みのある玉子と、フレッシュなトマトソースの組み合わせがたまりません。今このブログを書きながら、思い出してまた食べたくなってきました…。

デザートはシフォンケーキ。オープンキッチンから生クリームを泡立てる音が聞こえてきます。普段は紅茶派ですが、ここのコーヒーは美味しくて、母と一緒にいつもコーヒーで締めくくるのが定番です。

オーナーシェフの大江俊二さんは、かつて渡辺通りにあった老舗洋食店「レストラン暖家」で経験を積まれたのだとか。大分に移転してしまいましたが、大好きなお店のひとつでした。あの丁寧な調理技術が「ビストロシュン」さんにも受け継がれているのを感じます。
親世代と一緒に行ける洋食屋さんは意外と少なく(あってもお値段が高かったり、車じゃないと行けなかったり)、「ビストロシュン」さんのようにアクセスもよく、ゆっくり食事を楽しめるお店はとてもありがたいです。土日のランチでも回転率を気にせず、手間をかけて料理を出してくれるのが嬉しいです。
店内の黒板には、まだ食べたことのない美味しそうなメニューがずらりと並んでいます。ディナーには一度しか行ったことがないので、今度はワインを片手に、ゆっくり楽しみたいと思っています。
店舗情報
住所 福岡県福岡市早良区野芥2-1-46(地下鉄七隈線 野芥駅より徒歩30秒)
電話 092-834-8633 ※予約がおすすめです
定休日 月曜日、火曜日
営業時間 ランチ11:30~15:00 (土曜・日曜・祝日は12:00オープン)、ディナー18:00~22:00
※変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
本日のお会計
ビストロランチ 1,150円×2名
サイコロステーキランチ 1900円
ランチセット 700円×3名
合計 6,300円
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